アドラー心理学のおさらい②みんな悩みの源泉は同じ

おはようございます!今回はアドラー心理学の概要について前回の続きを書きたいと思います。前回は①人生の主人公はあなた②目的論③劣等感、優越・劣等コンプレックス④全体論・認知論について述べました。アドラー心理学は、あなたの人生をより良くする為のシンプルな方法を紹介しています。つまりは、「自分が変わるための心理学」なのです!

⑤全ての悩みは対人関係


アドラー心理学は、あなたの悩みは全て相手がいるからこそ成り立っているということが主な考えです。「自分は孤独な人間だ」という悩みも、もし世界があなた1人だけなら孤独の概念すら存在しないので、相手がいるからこそその悩みがある事が分かります。つまり、全ての悩みや劣等感は、他者との比較を無意識に自分の頭の中でした結果、引き起こされるのです。


⑥人を褒めるのはよろしくない


アドラーは褒めるという行為を否定しています。褒めるというのは無意識に、自分の方が立場が上で、弱い立場のものを煽てるという意味を持っているからです。つまり、必然的に上下関係が構築されているという事です。

もちろん、人はみな「承認欲求」という、誰かに認められたいという欲求を持っています。しかし、承認欲求は人に褒めてもらい、報酬を得るために良い行いをするという考えに基づいているので、裏を返せば、褒めなかったら、不適切な行動を取らないとも取れます。
ここで大事なのは、「人は本来他人の期待を満たすために生きているわけではない」ということ。他人の期待を満たすことばかりに集中している人は、己の本来やるべきことに没頭できなくなります。

よって、アドラーは褒めるという行為をするのではなく、同じ目線での純粋な感謝の気持ちを伝えることが大事だと言っています。これを「勇気づけ」と言います。子供が洗濯を干すのを手伝ってくれたら、「偉いね〜」と言うのではなく、「手伝ってくれたおかげでとても助かったよ。ありがとう!」と純粋な感謝の気持ちを伝えます。こうすれば、子供は貢献できているという感情を得るので次からも手伝おうとするでしょう。


⑦課題の分離

アドラーは他者の課題と自分の課題を分けて行動しなさいと言っています。他者の課題を全て自分の課題のようにして生きると自由と幸せが奪われます。ここで考えるべきなのは、「最終的に誰が責任を引き受けるのか」を考えることです。例えば、友達が勉強に付き合ってほしいと頼んできたら、まずは誰が最終的に責任を引き受けるのかを考えます。すると、勉強せずに最後に苦労するのはその友達であり、自分は関係ないのだから、干渉しない方が良いのです。
課題の分離をする事により、他人の問題に口を突っ込まなくていいので、余計なストレスを抱えずに済みます。
しかし、この原理を直接日常生活で実践したら多分友達は減っていきますよね。だって、勉強を教えてほしいと頼んできた友達に「それはお前の問題だから課題の原理に基づいて考えたら手伝おうとは思わない」なんて言えますか?僕は絶対無理ですね(笑)困っている人を見捨てているようなもの。だから、明日のアドラー心理学の実践編でどのようにして学んだことを使うのかを書くので是非見てください!

⑧ライフスタイル(人生観)

アドラーは人はそれぞれ自分のライフスタイルを持っているという考えを示しています。もちろん、性格や個性を変えることは難しいですが、ライフスタイルは、もし今のものが合わなかったら、新しいライフスタイルを選び直すことは可能です。ライフスタイルには3つの面があり、 

自己概念-自分はどういう人間なのか(Ex.楽観的、悲観的、論理的など)
世界像-自分は世界をどう見ているのか(Ex.努力は必ず報われる、今自分がやっていることは世界のどこかで役に立っているなど)
自己理想-自分は将来どうなりたいのか(Ex.教師になりたい、影響力のある人になりたいなど)
の3つです。これら1つ1つと向き合い、どこに欠陥があるのかなどを考えることで、自分のライフスタイルをより良い方向に変えていくことが大事です。

以上です!これでアドラー心理学のおさらいは終わったので、明日はアドラー心理学実践編に関して書きたいと思います!お読みいただきありがとうございます!

朝起きたらこんな感じ

つじこーの学びの部屋

ここでは、最近僕は本を読んだり動画を見て沢山の知識をインプットしているのである取り入れた知識をアウトプットする場として皆さんの勉強面の悩みなどが解決できるような情報を提供して共有していこうと思います!とりあえずは10日間継続を目標に頑張ります!

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