「嫌われる勇気」アドラー心理学とは?それをどう生かすか?

こんにちは!今回はアドラー心理学のおさらいとその実践方法について述べたいと思います!今回は3日かけてブログを書くつもりです。さて、約1年前に大注目を集めた「嫌われる勇気」。皆さん読みましたか?僕はこの本にものすごく触発されて、自分の人生を良くする秘訣はこんなシンプルなものなんだと分かりました。


簡単にいうと、私たちはどちらかというと「どうすれば人に嫌われないか?」と人に嫌われず、なるべく人に好かれるように意識しながら育ってきました。しかし、その考え方が時には自分自身を苦しめ、行きにくい世の中にしています。この考えを根本から覆すのが「アドラー心理学」です。今回のブログではアドラー心理学のおさらいをして、明日その続きを言って、最後にそれらをどう実践するかについて書きたいと思います!

こんな人は読んでほしい


本当はもっと頑張りたいけど頑張れない人
・つい誰かのせい、環境のせいにする人
・精神的自由を求める人など

①自己決定性

アドラー心理学では、自己決定性という、つまり「人は皆、人生の主人公である」という考えをベースにしています。私たちは、自分にとって不都合なことが起きれば、「これはあいつのせいだ、こいつのせいだ」と人のせいにして自分を守ろうとしますが、アドラー心理学では、自分の運命は自分で決めるものであり、あなたが行動しなければ何も変わらないと言っています。どれだけ周りに振り回されようが、今のあなたを作ったのもあなたであり、あなたをこれから作るのもあなたであるのです。

②目的論

通常、心理学では今苦しい状況は過去に起きたことが原因であるという原因論が主流ですが、アドラーは目的論の考え方、「過去に原因を探すのではなく未来にどう生かすか」を提唱しています。例えば、自分が今内向的な性格なのは、昔いじめられていたからとか家庭環境が悪かったからと過去に原因を探すのではなく、人と会って会話をして、そこで失敗をするのが嫌だから内向的という性格を作っているという未来に目を向けた考え方ということです。全ての行動には原因ではなく、目的があります。過去は変えられないもの、過去に原因を探すのは、今の自分が努力しないための言い訳作りにすぎません。できない理由ではなく、できる理由を探しましょう。

③劣等感・優越、劣等コンプレックス

アドラーは劣等感を持つことは正常であると言っています。なぜなら健全な劣等感とは他者との比較から生まれるものではなく、理想の自分との比較から生まれるものだからです。理想の自分との比較から生まれる劣等感は今の自分と向き合っている、それを改善するための努力の源泉であるということ。つまり、成長するために必要な要素なのです。

しかし、優越・劣等コンプレックスを持つことはいけない。なぜなら、それは自分の劣等感や人生の課題と向き合わずに、劣等感や優越感を他人にひけらかし、自分の人生から目を背けているから。「自分はどうせダメなやつやから何してもあかんねん」、「俺の家金持ちやから適当に勉強せんでいいわ」などと自分の劣等感や優越感を他人にひけらかすのは努力しない理由を作っているだけです。まず、私たちがやるべきことは「自分の人生の課題はなんなのか」を真剣に見つめ直すこと。

④全体論

アドラーは意識と無意識という概念などなくて、全て自分の一部であると言っています。しかし、それはあるものをあるがままに捉えるマインドフルネスであるということ。しかし、ここで大事なのは、人は自分だけの色眼鏡を通じて世界を主観的に見ているという認知論の考え方です。自分がこう正しいと感じていることは他人にとっては正しくないと感じるかもしれない。しかし、人は自分の世界が全てだと思い込んでいるから人間関係で誤解が生じやすくなるのです。人それぞれ見方が違うことを受容することが大事です。

アドラーは、自分だけの色眼鏡を持つことによるデメリットを5つ紹介しています。これらの誤りにとらわれないようにしましょう。


①過度な一般化 

例えば、僕は高校の時に、少し人間関係で悩んでいた時に、友達から冗談で「お前、学校のみんなから嫌われてるぞ」と言われたことがあります。これはもちろん過度な一般化ですが、当時の僕は、学校のみんなから嫌われているんだとそのまま感じてしまいストレスを抱え込んでいたことがあります。(んー、あの頃は心が弱かった笑)つまりは、「男なんだからこうあれ!」、一部のマナーの悪い外国人を見て、「外国人全員マナー悪い」などと自分の中で一般化することは誤りなのです。

②誇張

物事を大きく見せる、話や自分の人格、性格をも盛ることは誇張です。自分に正直でいないと、相手を信用できなくなるので、誇張はできるだけ避けましょう。

③決めつけ

他人の意見を無視して自分が正しいと、自分の価値観だけで決めつけることです。これも自分だけの色眼鏡を掛けることで伴う過ちでしょう。「どうせ俺なんてダメなやつ」と決めつけるのもダメ。研究では、自分が自分に対する自己評価と他人が自分に下す評価を比べると、自分に対する自己評価がとても低いことが分かっています。決めつけをせず、相手の意見にきちんと耳を傾けましょう。

④誤った価値観

これも今まで述べてきたことに近いのですが、例えば、「この仕事なんて一生できない」「自分は社会不適合者」などと勝手に決めつける誤った価値観のことを言います。

⑤見落とし

見落としは、例えば、「もう私の人生には楽しいことなんてない」、「死んだ方がマシかも」、「みんなのSNS見てたら、自分なんてつまらん毎日を送ってるな」と、物事のネガティブなことばかりに目を向けて、楽しかったことを見落としていること。どれだけ今日が悪い日だったとしても、もしかしたら親切をして感謝された、お金を拾ったなど良いことがあったかもしれません。そこに目を向けるようにしましょう。

これら5つの誤りに気付かぬまま、自分だけの色眼鏡をつけて人とコミュニケーション取ったらそりゃ誤解につながりますよね。大事なのは、自分で今起きていることを言葉に変えて考え直し、「今のは過度な一般化だったな」と色眼鏡をかけていたことに気づくことです。これだけで自分の世界だけでなく、相手の世界からの視点も考えるようになり、人間関係で困ることが少なくなります。


以上です!残り4つアドラー心理学について述べたいことがあるので明日続きを書きます!
それでは、経済の勉強に戻りますか(;_;)
ニャンコ祭り

つじこーの学びの部屋

ここでは、最近僕は本を読んだり動画を見て沢山の知識をインプットしているのである取り入れた知識をアウトプットする場として皆さんの勉強面の悩みなどが解決できるような情報を提供して共有していこうと思います!とりあえずは10日間継続を目標に頑張ります!

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