授業中の内職は貴方の脳を悪くする。マルチタスクの危険性②
こんにちは!今回はマルチタスクの危険性②ということで、マルチタスクが何故ダメなのかという理由やシングルタスカーになる方法を紹介していこうと思います。前回は、マルチタスク(MT)は生産性、集中力、理解力を低下させている事実について学びました。タスクを切り替える際に、頭の中で次は何をすればいいのか、他のタスクもやらなくちゃといった無駄な思考が入るので集中力などが衰えるのです。
・カエルを食べてしまえ
MTをすると脳がどっちに集中すべきと迷うためそれがストレスとなります。基本的に人は好きな事をやっている時はそれ1つだけに熱中します。つまり、自分が好きな事をやる事に関しては皆さんはシングルタスカーです。自分が好きな1つのことをしてる時は、何もストレスも感じず、それが終わった後も疲れを感じにくいのです。しかし、嫌いな事をやる際はやりたくない、集中したくないと思う事で、脳が他にする事を探すようになります。勉強する前に掃除をしがちなのはこういう原理です。やりたくないことに関しては、他の事をやって気をそらそうとする、結果MTになるのです。よって、嫌いなタスクこそ早めに終わらすべき。そうじゃないと、ストレスが溜まり、結局それを終わらす時間も集中力もかかります。タイトルのカエルを食べろというのは、カエルを食べるくらい嫌な事は先に終わらした方が後にものすごく楽になるという事を表した本です。その日の最悪なことはもう終わったから後は安心した、有意義な生活が送れるのです。
MT=脳がうまく機能しない
MTをすると脳がストレスを感じます。脳にストレスがかかると、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが分泌されます。例えば、情報処理能力の低下、血管が老化、脳に損傷、ニューロンが萎縮(問題解決能力、感情や衝動制御、折れた心から立ち直るためのレジリエンスが全て機能低下)など、まさに、百害あって一利なのです。
Task switching はフロー体験を妨げる。
フロー体験とは、人がその時していることに完全に浸り精神的に集中していること。心理的エネルギーが100%1つのタスクに注ぎ込まれている時にフローが起こります。皆さんが熱中している1つのことをしている時は、時間がいつもより短く感じますよね。これがフロー体験です。しかし、MTをすると、沢山のタスを同時に対処するので、注意力が散漫になります。余計な思考が入り、自己コントロール力が効かなくなるのでMTをしていると時間をいつもより長く感じるのです。
会議中にSNSやメールをすると、自立心が欠如し他者からの要求に屈しやすくなる。
会議中や、勉強してる時などはスマホなどを机の上に置く事はやめましょう。視界にスマホがあるだけで脳は常にそれを意識するようになり、少しでも通知が来たら反応します。そうなると、自分をコントロールできない、または本当にすべき事である会議や勉強に100%の集中を注げないので、会議では良い意見を出せない、交渉では相手からの要求にすぐYESを出してしまう、勉強では短時間の集中さえできなくなります。
・シングルタスカーになろう
人は基本的に何もしない状態は耐えられません。ある実験では、被験者を電気ショックのボタン以外何もない部屋にずっと閉じ込めると、実験前には、絶対自ら電気ショックを浴びる、自分を傷つけることなんてやるわけないと言っていたのに、何もすることがなさすぎて、自ら電気ショックを受けた被験者が全員だったと証明されています。このくらい人というのは常に何かをしていたいと思う生き物。しかし、やりたくないことに関しては、どうにかして他の事を見つけてやらないようにする。つまり、マルチタスカーは面倒くさがりといっても過言ではありません。大事なのは、自分は今何に集中したいのかを考える、これだけに集中するという事です。シングルタスカーになれるかどうかが貴方がタスクをこなすスピードや集中力や生産性の向上を左右します。ぜひ、沢山の事を同時にちょこちょこやるのではなく、自分が今出せる最大限の集中力で一つ一つのタスクを着実にこなしていってください。
以上です。今日もお読みいただきありがとうございます!授業はきちんと受けるか、授業中耳栓をしながら自分のやるべき課題に集中するか、休んで図書館で集中して終わらすかにしましょうね。
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